平成28年度(第109回)歯科医師国家試験問題|午後21問〜午後40問
第109回国家試験 B11
9歳の女児。前歯で食物が嚙み切れないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真と口腔内写真を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
第109回国家試験 B12
7歳の女児。歯並びと咬み合わせが悪いことを主訴として来院した。1歳6か月時に口蓋形成術を受けたという。初診時の顔貌写真、口腔内写真及びエックス線写真を別に示す。 疑われるのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B13
52歳の男性。医科からの紹介で来院した。睡眠時無呼吸症候群の治療のために装置を製作することとした。装置製作過程の写真と装置の写真を別に示す。 本装置の特徴はどれか。2つ選べ。(改)
第109回国家試験 B14
3歳5か月の男児。歯の色の異常を主訴として来院した。色調は萌出時から変化していないという。初診時の口腔内写真を別に示す。 考えられるのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B15
45歳の男性。歯質欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。CAD/CAM冠を製作することとした。補綴装置製作過程の順に並べた写真を別に示す。 次に行うのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B16
12歳の男児。上顎歯列の空隙を主訴として来院した。初診時の口腔内写真、エックス線写真及び矯正材料の写真を別に示す。上顎右側犬歯の歯冠近遠心幅径の予測値から、上顎のarchlength discrepancyは-2mmである。3⏌の開窓後、マルチブラケット装置を用いて非抜歯で治療を行うこととした。 3⏌の排列スペースの獲得のために用いる材料で適切なのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B17
51歳の女性。口腔内の金属修復物に関する精査と加療のため、皮膚科からの紹介により来院した。皮膚科では手掌の疾患に対して副腎皮質ステロイド外用薬の投与を受けているという。初診時の手掌の写真とエックス線写真を別に示す。 まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B18
50歳の男性。上顎中切歯の舌感不良を主訴として来院した。5年前に気付いていたが、最近特に気になってきたという。初診時の口腔内写真を別に示す。
原因となり得るのはどれか。2つ選べ。
第109回国家試験 B19
6歳の男児。下顎右側第二乳臼歯に生活歯髄切断法を行うこととした。歯冠部歯髄除去および交互洗浄後の口腔内写真を別に示す。 次に用いるのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B20
56歳の男性。上下顎全部床義歯の新製を希望して来院した。印象採得後の写真と続けて行った操作途中の写真を別に示す。 この作業の目的はどれか。2つ選べ。(改)
第109回国家試験 B21
25歳の女性。上顎左側側切歯の審美不良を主訴として来院した。歯の切削に対する強い恐怖心があるという。補綴歯科治療により改善することとした。初診時の口腔内写真を別に示す。 選択すべき補綴装置はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B22
58歳の女性。下顎切歯部の歯肉出血を主訴として来院した。2週前から自覚していたが、痛みがないためそのままにしていたという。初診時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B23
65歳の女性。右側の上顎顎堤粘膜の痛を主訴として来院した。3か月前に上下顎部分床義歯を装着し、就寝時には義歯を外していたという。検査の結果、咬合や義歯の適合に問題はなかった。口腔内写真と義歯の写真を別に示す。 行うべき対応はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B24
9歳の女児。前歯部の反対咬合と叢生を主訴として来院した。矯正治療を行うこととした。初診時の口腔内写真、エックス線写真及び歯科用コーンビームCTを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 まず行うのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B25
21歳の男性。歯科検診で上顎左側第二大臼歯の咬合面の齲蝕を指摘され来院した。自覚症状はないという。齲蝕検査を行うこととした。初診時と検査中の口腔内写真と検査機器の写真を別に示す。 測定しているのはどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B26
44歳の男性。下顎右側第一大臼歯の歯肉出血を主訴として来院した。1年前から気付いていたがそのままにしていたという。歯周基本治療後、再評価を行った。再評価時の口腔内写真とエックス線写真を別に示す。 再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。下顎右側第一大臼歯に行うべき処置はどれか。2つ選べ。
第109回国家試験 B27
63歳の女性。口臭を主訴として来院した。1か月前から左側の下顎臼歯部に嫌な臭いを感じるようになったという。口腔清掃状態は良好で、下顎臼歯部に自発痛や咬合痛は認めない。歯周ポケットは2mm以下であるが、下顎左側第一大臼歯の分岐部はポケット探針が貫通する。再修復を行うこととした。初診時、前処置後のポストコア合着時および補綴装置装着後の口腔内写真と、初診時のエックス線写真を別に示す。 補綴前処置の目的はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B28
45歳の女性。上顎前歯の審美不良を主訴として来院した。検査の結果、上顎前歯部固定性補綴装置を製作することとした。プロビジョナルレストレーション装着前後の口腔内写真を別に示す。 プロビジョナルレストレーションの切縁ラインを最終補綴装置に移行するために必要なのはどれか。2つ選べ。
第109回国家試験 B29
82歳の女性。買い物に行くと動悸と息切れがあり、NYHA分類はⅡ度の慢性心不全と診断されている。かかりつけ内科のある病院歯科を受診したところ埋伏智歯周囲に囊胞形成があり、手術を検討することとなった。同病院で撮影された胸部エックス線写真を術前評価の資料とした。胸部エックス線写真を別に示す。 特徴的な所見はどれか。1つ選べ。
第109回国家試験 B30
16歳の女子。右側顎下部の腫脹を主訴として来院した。4週前から無痛性の腫脹が徐々に増大してきたという。弾性軟であり頸部リンパ節は触知しない。初診時の顔貌写真、MRI T1強調横断像とT2強調横断像及び吸引したやや粘稠な内容液の写真を別に示す。 吸引した内容液で高値を示すのはどれか。1つ選べ。