9歳の女児。前歯で食物が嚙み切れないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真と口腔内写真を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 適切な矯正装置はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・2
1→前歯部位の開口が確認できる。習癖の有無は記載がないが舌突出癖などがあるものと推察される。従ってタングクリブが有効である。
2→SNBが基準より大きく骨格性のⅢ級と診断できる。チンキャップが有効になる。
3→骨格性Ⅲ級症例においてアクチバトールは有効ではない。
4→骨格性Ⅲ級症例においてリップバンパーは有効ではない。
5→上顎骨の後退や劣成長は認めないので上顎前方牽引装置の適応ではない。