令和4年度(第116回)歯科医師国家試験問題|午後81問〜午後100問

第116回国家試験 C21

55歳の男性。舌と頬粘膜の疼痛を主訴として来院した。1か月前に口唇の腫脹、出血および前腕部の皮疹に気付き、かかりつけ歯科医で副腎皮質ステロイド軟膏の処方を受けていたが、徐々に顔面、口腔内および四肢に水疱とびらんが拡大したという。初診時の顔貌写真(別冊No.2A)、口腔内写真(別冊No.2B)及び前腕皮膚の写真(別冊No.2C)を別に示す。血液検査結果を表に示す。
考えられるのはどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C22

主として被写体の光電効果により画像コントラストが形成されるのはどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C23

59歳の男性。下顎右側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。歯髄電気診に生活反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.3A)、窩洞形成終了後の口腔内写真(別冊No.3B)、接着処理を行った後の修復操作中の口腔内写真(別冊No.3C)及び修復操作後の口腔内写真(別冊No.3D)を別に示す。
この充填法で得られる効果はどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C24

右側顎下腺摘出術を受けた患者の術後の下唇運動時の写真(別冊No.4)を別に示す。
障害されているのはどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C25

口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。
矢印で示すのはどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C26

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉における分類と感染症の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C27

健康情報を探し出し、理解して、適切な健康行動につなげる能力はどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C28

12歳の男児。学校歯科健康診断で異常を指摘されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.6A)、エックス線画像(別冊No.6B)及び歯科用コーンビームCT(別冊No.6C)を別に示す。
所見として適切なのはどれか。4つ選べ。

第116回国家試験 C29

口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。
矢印で示す歯肉退縮の原因と考えられるのはどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C30

74歳の女性。上下顎全部床義歯の維持安定不良による咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、上顎にインプラント4本を埋入したインプラントオーバーデンチャーを装着することとした。バーアタッチメントのスリーブを義歯床に取り付けるため、ある操作を行った。スリーブ装着前の口腔内写真(別冊No.8A)、ある操作を行った写真(別冊No.8B)、スリーブ装着時の写真(別冊No.8C)及び装着後の義歯の写真(別冊No.8D)を別に示す。
矢印で示すある操作の目的はどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C31

前歯部被蓋関係の模式図を示す。
下唇の吸唇癖により生じるのはどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C32

舌癌の小線源治療時に使用される口腔内装置の写真(別冊No.9A)と装着時のロ腔内写真(別冊No.9B)を別に示す。
この装置の使用目的に最も関係が深いのはどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C33

巨舌を認めるのはどれか。3つ選べ。

第116回国家試験 C34

38歳の女性。かかりつけ歯科医のエックス線検査で下顎右側犬歯部の異常を指摘され、精査を勧められ来院した。3┐に打診痛と動揺はなく、歯肉に炎症所見はない。歯髄電気診で生活反応を示した。初診時の口内法エックス線画像(別冊No.10A)、パノラマエックス線画像(別冊No.10B)、歯科用コーンビームCT(別冊No.10C)及び摘出物のH-E染色病理組織像(別冊No.10D)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C35

感染性産業廃棄物はどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C36

金属焼付用陶材の成分と役割の組合せで正しいのはどれか。3つ選べ。

第116回国家試験 C37

75歳の男性。左側顎下部の腫脹を主訴として来院した。診察の結果、顎下部蜂窩織炎と診断し、抗菌薬の点滴静注を開始したところ、投与開始5分後に呼吸困難を訴えた。胸部の聴診で喘鳴が聴取され、全身の皮膚に膨疹を認める。この時の生体情報モニタ画面の写真(別冊No.11)を別に示す。
まず投与すべき薬剤はどれか。1つ選べ。

第116回国家試験 C38

口腔粘膜や皮膚の色素沈着が家族性に生じるのはどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C39

46歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3日前に他院で下顎右側第二大臼歯の抜去後から次第に疼痛と腫脹が増大し、昨日から開口しにくくなってきたという。体温は38.3℃で、嚥下痛がある。診察の結果、口腔外から切開排膿することとした。初診時のエックス線画像(別冊No.12A)、造影CT(別冊No.12B)及び切開部位の模式図(別冊No.12C)を別に示す。血液検査の結果を表に示す。
適切な切開部位はどれか。2つ選べ。

第116回国家試験 C40

31歳の女性。前歯部の咬み合わせの異常を主訴として来院した。家族から睡眠中のいびきを指摘されることがあるという。BMIは33、AHIは18、アーチレングスディスクレパンシーは上顎-7mm、下顎-4mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)とエックス線画像(別冊No.13B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
適切な治療方針はどれか。4つ選べ。