15 歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。歯の表面性状は萌出してから変化はないという。皮膚に異常は認められない。初診時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 4
1→骨形成不全症では象牙質形成不全症を認めることが多い。その所見とは異なる。
2→歯のフッ素症ではエナメル質の白濁や斑状歯が確認できる。今回の所見とは異なる。
3→先天性表皮水疱症ではエナメル質形成不全を伴うが、皮膚などに水疱形成などの所見がないので否定的である。
4→口腔内写真や症状からエナメル質形成不全症が最も疑われる。
5→先天性外胚葉異形成症では全部・部分無歯などが確認できる。