令和2年度(第114回)歯科医師国家試験問題|午後-99問〜午後-80問

第114回国家試験 A21

歯周炎を認めない真性口臭症患者のガスクロマトグラフィー検査結果を図に示す。
検出された物質①~③の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A22

6歳の男児。定期検診のため来院した。1年前に下顎左側第二乳臼歯を齲蝕のため抜去し、保隙装置を装着した。診察の結果、クラウンループに変更することとした。保隙装置を変更する前の口腔内写真(別冊No. 2)を別に示す。
保隙装置を変更する理由はどれか。2つ選べ。

第114回国家試験 A23

65歳の女性。上顎部分床義歯の維持不良を主訴として来院した。8年前に装着し問題なく使用していたが、1週前に左側クラスプが破折したとう。診察の結果、クラスプを新製してレーザー溶接修理を行うこととした。新製したクラスプの写真(別冊No.3A)、クラスプを仮固定した口腔内写真(別冊No.3B)及び義歯をピックアップ印象した写真(別冊No.3C)を別に示す。
ピックアップ印象を選択する理由はどれか。2つ選べ。

第114回国家試験 A24

1か月前に下顎第三大臼歯を抜去し、2週前から頬部の腫脹と疼痛を自覚するようになった患者のエックス線画像(別冊No.4A)とCT(別冊No .4B)を別に示す。
CTで認められる所見はどれか。4つ選べ。

第114回国家試験 A25

根管模型に表面を黒色に塗ったガッタパーチャポイントを用いて側方加圧根管充填を行った。充填後の写真(別冊No.5A)と矢印の位置で切断した断面の拡大写真(別冊No.5B)を別に示す。アクセサリーポイントはすべて同じサイズのものを使用した。
最初に用いたアクセサリーポイントはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A26

60歳の男性。医科からの紹介により来院した。ある装置を製作し、装着4週後に治療効果判定のための検査を医科に依頼した。製作した装置の写真(別冊No.6)を別に示す。装置装着前後の検査結果を表に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A27

交通外傷で搬送された患者の耳部の写真(別冊No. 7)を別に示す。
疑われるのはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A28

口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。
矢印で示す病変の表層に認められるのはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A29

65歳の女性。両側頬粘膜の接触時痛を主訴として来院した。10日前からホジキンリンパ腫に対して血液内科で化学療法を受けている。病変は両側の頬粘膜から口角に及び、易出血性である。初診時の口腔内写真(別冊No.9)を別に示す。
適切な対応はどれか。3つ選べ。

第114回国家試験 A30

30歳の男性。下顎の腫脹を主訴として来院した。3年前から自覚していたが無痛性のためそのままにしていたところ、徐々に増大してきたという。初診時のエックス線画像(別冊No.10A)、MRI T2強調像(別冊No.10B)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.10C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A31

棒状インレーワックスを温水中で円盤状金型の周囲に沿わせて変形させた写真(別冊 No.11A)とただちに取り出し室温で放置した写真(別冊 No.11B)を別に示す。
矢印で示す形状変化の機序はどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A32

研究用模型から得られる情報はどれか。3つ選べ。

第114回国家試験 A33

あるエックス線撮影について、ある地域の医療機関における線量の分布を調査した結果を図に示す。
診断参考レベルはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A34

ペリクルで正しいのはどれか。 2つ選べ。

第114回国家試験 A35

75歳の男性。前歯歯冠の白濁を主訴として、入所施設の職員から訪問歯科診療の依頼があった。6か月前に脳梗塞後の片麻痺で入所したが、BDR指標はいずれも「自立」で、入所時には白濁はなかったという。初診時の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。
歯冠の白濁への対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

第114回国家試験 A36

咀嚼困難を訴えて受診した患者に対して行ったある検査の過程の写真(別冊No.13)を別に示す。
矢印で示す試料に対する評価指標はどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A37

感染根管治療を行う際に、予防的抗菌薬投与が推奨される感染性心内膜炎〈IE〉の高度リスク群はどれか。2つ選べ。

第114回国家試験 A38

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の嚥下調整食分類2013を図に示す。
軟飯や全粥はどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A39

上顎腫瘍切除前後の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。
リハビリテーションに用いるのはどれか。1つ選べ。

第114回国家試験 A40

生後8日の男児。唇顎口蓋裂の治療を希望して来院した。診断をした結果、ある装置を製作することとした。初診時の顔貌写真(別冊No.15A)、口腔模型の写真(別冊No.15B)及び製作した装置の写真(別冊No.15C)を別に示す。
この装置の目的はどれか。2つ選べ。