令和元年度(第113回)歯科医師国家試験問題|午後21問〜午後40問

第113回国家試験 B51

ミニマルインターベンション〈MI〉に基づいた齲蝕の予防・管理で正しいのはどれか。3つ選べ。

第113回国家試験 B52

自閉スペクトラム症児に対する歯科治療時の対応で適切なのはどれか。4つ選べ。

第113回国家試験 B53

ブリッジのワックスパターン埋没前の写真(別冊No.10)を別に示す。
矢印で示す構造で防止できるのはどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B54

13歳の女子。下顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。2か月前に自覚したが、その後症状が消失したためそのままにしていたところ、昨晩から再び発現したという。「5には打診痛があり動揺度は2度であった。初診時の口腔内写真(別冊No.11A)とエックス線画像(別冊No.11B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B55

無歯顎者のインプラント治療で、固定性補綴装置と比較したオーバーデンチャーの利点はどれか。4つ選べ。

第113回国家試験 B56

咬爪癖が最もみられる時期はどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B57

28歳の女性。下顎左側小臼歯部のブラッシング時の痛みを主訴として来院した。1年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価時のプロービング深さはすべて3mm以下であったが、症状が改善されなかったため、歯周外科治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.12A)と術中の口腔内写真(別冊No.12B)を別に示す。
この手術の目的はどれか。2つ選べ。

第113回国家試験 B58

上顎右側切歯部唇側歯肉の腫脹を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.13A)、エックス線画像(別冊No.13B)及ぴ摘出時のH-E染色病理組織像(別冊No.13C)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B59

18歳の女子。前歯で食べ物が咬み切れないことを主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.14A)、口腔内写真(別冊No.14B)及びエックス線画像(別冊No.14C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

第113回国家試験 B60

80歳の男性。入れ歯がうまく使えないことを主訴として来院した。5年前に上下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、最近になって咀嚼が困難になったという。認知機能の低下は認めない。義歯の適合と咬合状態に問題はない。ある検査を行ったところ基準値より低値を示した。検査時の写真(別冊No.15A)と検査結果の写真(別冊No.15B)を別に示す。
この患者に起こり得るのはどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B61

観察による認知機能の評価法はどれか。2つ選べ。

第113回国家試験 B62

67歳の女性。下顎義歯の破折に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。診察の結果、残存歯と上顎義歯には問題がなかったため、下顎義歯の再製作を行うこととし、精密印象を採得した。初診時の下顎義歯撤去時の口腔内写真(別冊No.16A)と作業用模型上で製作した装置の写真(別冊No.16B)を別に示す。
次回来院時に使用するのはどれか。4つ選べ。

第113回国家試験 B63

13歳の男子。下顎左側大臼歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前に気付き、徐々に増大してきたという。腫脹は弾性軟である。初診時の口腔内写真(別冊No.17A)、エックス線画像(別冊No.17B)、CT(別冊No.17C)、MRI(別冊No.17D)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.17E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B64

ある事業所の社員50名に対し、歯周病予防に関する30分の健康教室を開催することとした。補助者は衛生管理者1名である。
指導にあたり効果的なのはどれか。3つ選べ。

第113回国家試験 B65

3極誘導心電図の波形で心筋虚血時に異常がみられるのはどれか。 1つ選べ。

第113回国家試験 B66

55歳の男性。上顎左側第一大臼歯の補綴装置脱離を主訴として来院した。1週前に脱離したがそのままにしていたという。診察の結果、感染根管治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。一連の治療過程を図に示す。
③に入るのはどれか。1つ選べ。
ただし、①~⑤はa〜eのいずれかに該当する。

第113回国家試験 B67

8歳の女児。前歯のすき間を主訴として来院した。永久歯の数の異常を認めない。初診時の顔面写真(別冊No.19A)と口腔内写真(別冊No.19B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。
治療方針で適切なのはどれか。2つ選べ。

第113回国家試験 B68

3歳の男児。上顎両側乳前歯口蓋側面の着色を主訴として来院した。1か月前から冷水痛があるという。初診時の口腔内写真(別冊No.20A)とエックス線画像(別冊No.20B)を別に示す。
適切な対応はどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B69

38歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。頭部外傷の既往がある。クエン酸を溶解した生理食塩液を用いて行ったある検査の写真(別冊No.21)を別に示す。
評価するのはどれか。1つ選べ。

第113回国家試験 B70

88歳の女性。義歯についての相談を目的として家族に伴われて来院した。3日前、食事中に苦悶し、救急搬送された病院で内視鏡下に義歯を摘出する処置を受けたという。5年前に重度認知症と診断され、IADLは全介助である。義歯を装着した口腔内写真(別冊No.22A)、病院から提供された摘出前の胸部エックス線画像(別冊No.22B)及び摘出した義歯の写真(別冊No.22C)を別に示す。
まず行うべき対応として適切なのはどれか。1つ選べ。