平成30年度(第111回)歯科医師国家試験問題|午後-39問〜午後-20問

第111回国家試験 A81

78歳の男性。前歯部補綴装置の審美不良を主訴として来院した。15年前に前歯部ブリッジを装着したが、数週前に破折に気付いたという。頻回の来院は困難のため、再製作を行わず補修することとした。初診時の口腔内写真を別に示す。 破折部に行う処理はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 A82

75歳の女性。左側口底の腫瘤を主訴として来院した。5か月前に気付いたが、疼痛がないためそのままにしていたという。初診時の口腔内写真、CT、MRI T2 強調像及び生検時の H-E 染色病理組織像を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 A83

72歳の男性。義歯の動揺に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。7年前に上顎部分床義歯を製作したが、咀嚼時の義歯の変位が著しくなってきたという。検査の結果、残存歯には問題がなかったため新義歯を製作することとした。初診時の口腔内写真を別に示す。 義歯の設計時に考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。

第111回国家試験 A84

5歳の男児。上顎前歯の動揺を主訴として来院した。1時間前にコンクリートの床で歯を強打したという。初診時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。 上顎両側乳中切歯に認められる病的変化はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 A85

85歳の女性。上下顎全部床義歯を通所介護施設で紛失したと訴えて独歩で来院した。診療録によると約1年間で義歯を2度紛失していたが、患者は記憶していなかった。かかりつけ医を最近は受診していないという。問診票に記入した年齢は被保険者証の記載より20歳若かった。 適切な対応はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 A86

60 歳の男性。下顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。2年前に1⏋の根管治療を受けたが、2日前に腫脹に気付いたという。現在、痛みはない。腫脹部に波動を触れる。初診時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。 診断に有用なのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 A87

60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。2年前から自覚していたが、そのままにしていたところ緩徐に腫脹は増大したという。腫脹は骨様硬で、下唇の感覚異常は認められない。生検を行ったところ、内部は軟らかい組織が充満していた。初診時の口腔内写真、エックス線画像、CT及び生検時の H-E 染色病理組織像を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 A88

15歳の女子。口唇が閉じにくいことを主訴として来院した。永久前歯萌出後、咬み合わせに大きな変化はないという。11歳時に初潮を迎えたという。初診時の顔面写真、口腔内写真及び口腔模型の写真を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 適切な治療目標はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 A89

左右側の平均歯冠幅径を表に示す。アンテリアレイシオを求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第2位を四捨五入すること。 解答:○○.○%

第111回国家試験 A90

32歳の女性。下顎右側第二小臼歯の歯冠破折による咀嚼困難を主訴として来院した。検査の結果、最終補綴装置を製作することとした。補綴装置製作過程の一連の写真を別に示す。 製作過程を実施の順番に並べよ。

第111回国家試験 B1

口唇裂・口蓋裂のチーム医療で正しいのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B2

受精の場はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B3

国際生活機能分類<ICF>の背景因子として適切なのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B4

全身性浮腫の診察時に圧痕を確認する部位はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B5

歯科診療を行う際、診断に最も妨げとなるうつ症状はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B6

アミノ酸から合成されるのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B7

Ⅰ型アレルギーの原因となるのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B8

リハビリテーションで正しいのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B9

高齢者における循環の生理的特徴はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B10

顆頭間距離と関係するのはどれか。1つ選べ。