平成30年度(第111回)歯科医師国家試験問題|午後-59問〜午後-40問
第111回国家試験 A61
粘膜下口蓋裂に特徴的な所見はどれか。3つ選べ。
第111回国家試験 A62
唾液腺腫瘍のMRI T1強調像と拡散強調像を別に示す。病変の部位はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A63
部分床義歯の支台装置の写真を別に示す。エーカースクラスプと比較した本支台装置の特徴はどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A64
学校歯科健康診断における歯肉の検査のフローチャートを示す。 アに該当するのはどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A65
10歳の女児。上顎前歯の突出感を主訴として来院した。2年前から目立ってきたという。他に特記すべき既往はない。初診時の顔面写真と口腔内写真を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 この不正咬合の所見で正しいのはどれか。すべて選べ。
第111回国家試験 A66
85歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。最近、食物の摂取が困難となり、食事に時間がかかるようになったという。オーラルディアドコキネシスを行った。基準値と計測値を表に示す。 特に機能が低下していると考えられるのはどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A67
78歳の女性。下顎の義歯が痛くて嚙めないことを主訴として来院した。下顎全部床義歯は3年前に装着したが、装着当初から下顎前歯部舌側の顎堤粘膜が痛いため、数回義歯床粘膜面の削合調整をしてもらったところ、義歯が不安定になったという。初診時の口腔内写真とある材料を用いて行った処置後の写真を別に示す。 この処置によって改善されるのはどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A68
50歳の男性。上顎左側第一大臼歯部の違和感を主訴として来院した。1年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。術前のエックス線画像と術中のスケーリング・ルートプレーニング<SRP>中の口腔内写真を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。 SRPに続いて行う処置として適切なのはどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A69
1歳6か月の男児。上顎左側乳臼歯部の腫脹を主訴として来院した。同部に波動を触知するが、自発痛はない。初診時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A70
46歳の男性。歯周病の治療を希望して来院した。歯周基本治療を行ったが、治療後、冷たいものを飲むと上顎左側前歯部がしみるようになったという。初診時と歯周基本治療後の口腔内写真を別に示す。 まず行うべき検査はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A71
3歳の男児。食事が摂りにくいことを主訴として来院した。まず上顎両側乳前歯の形態修正を行った。その後義歯を装着することとした。初診時の顔貌写真と形態修正後のエックス線画像を別に示す。 上顎義歯に関して正しいのはどれか。2つ選べ。 《顔貌画像:掲載不可》
第111回国家試験 A72
40歳の女性。上顎左側犬歯の審美不良を主訴として来院した。白濁部は萌出時から認められたが、歯冠全体の色調が5年前から変化してきたという。症状はなく歯髄電気診に生活反応を認める。初診時の口腔内写真を別に示す。 まず行うのはどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A73
22歳の女性。開口障害を主訴として来院した。交通事故に遭遇して顔面を強打したという。観血的に治療を行うこととした。初診時のエックス線画像と3D-CT、下顎骨下縁を矢印で示した術中写真及び術後の頭部後前方向エックス線写真を別に示す。 術後に起こりやすい合併症はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A74
20歳の女性。下顎の前突感を主訴として来院した。診断の結果、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真と口腔内写真を別に示す。初診時セファロ分析の結果および初診時のセファログラムのトレースと治療予測図の重ね合わせを図に示す。 治療方針はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A75
51歳の女性。上顎左側小臼歯部の咬合時の違和感を主訴として来院した。歯周基本治療後の再評価の結果、歯周外科治療を行うこととした。再評価時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A76
60歳の男性。上下顎全部床義歯が動揺して食事ができないことを主訴として来院した。検査の結果、義歯を再製作することとし、概形印象採得を行うこととした。下顎既製トレー試適時の写真、トレー調整時の写真及び調整後のトレー試適時の写真を別に示す。 この一連の操作の目的はどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A77
8歳の男児。舌下面の腫瘤を主訴として来院した。2か月前に母親が気付いたが、疼痛はないためそのままにしていたという。腫瘤は半球形で波動を触れる。圧痛はない。初診時の口腔内写真を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A78
33歳の女性。口蓋部の腫脹を主訴として来院した。2年前に気付き、緩徐に増大してきたという。鼻出血や疼痛はない。初診時の口腔内写真、エックス線画像、CT、FDG-PET/CT及び生検時の H-E 染色病理組織像を別に示す。 診断はどれか。1つ選べ。
第111回国家試験 A79
40歳の男性。下顎左側大臼歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。3か月前から症状に気付いていたがそのままにしていたという。初診時の口腔内写真、エックス線画像及び器具の写真を別に示す。 診断のために用いるのはどれか。2つ選べ。
第111回国家試験 A80
55歳の男性。舌癌による頸部リンパ節転移のため頸部郭清術を行っている。手術中のモニタの波形を別に示す。まず投与すべき薬剤はどれか。1つ選べ。