平成30年度(第111回)歯科医師国家試験問題|午後41問〜午後60問

第111回国家試験 B71

45 歳の女性。上顎右側中切歯の審美不良を主訴として来院した。15 年前にコンポジットレジン修復を受けたという。特に症状はない。補修修復を行うこととした。初診時と窩洞形成後の口腔内写真を別に示す。 1⏌に対する処理で用いるのはどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B72

68 歳の女性。左側下顔面の疼痛を主訴として来院した。3日前から左側下顔面に発赤を伴う水疱が出現し、聴覚過敏とめまいを自覚するという。初診時の顔貌写真を別に示す。 原因療法に用いるのはどれか。1つ選べ。 《顔貌画像:掲載不可》

第111回国家試験 B73

75 歳の女性。下顎全部床義歯の不適合による咀嚼困難を主訴として来院した。これまでに製作した義歯は不安定であったため、インプラント義歯を製作することとした。治療中の口腔内写真を別に示す。 装着する義歯の特徴はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B74

32 歳の男性。上顎右側第二大臼歯の自発痛を主訴として来院した。歯の保存が可能と診断し、麻酔抜髄を行うこととした。初診時のエックス線画像と修復物除去後の口腔内写真を別に示す。無菌的処置を行うために必要なのはどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B75

7歳の男児。前歯の咬み合わせが反対になっていることを主訴として来院した。乳歯列も同様であったという。診断の結果、矯正治療を開始することとした。初診時の顔面写真、口腔内写真及びエックス線画像を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 第一期治療で行うのはどれか。3つ選べ。

第111回国家試験 B76

30 歳の男性。睡眠中の歯ぎしりを主訴として来院した。数年前から歯ぎしり音を家族に指摘されていたという。検査の結果、ある口腔内装置を装着することとした。初診時の口腔内写真と側方運動時の口腔内写真、使用前の装置の写真及び1週使用後の装置の写真を別に示す。 本装置について正しいのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B77

86 歳の女性。かかりつけ歯科医で舌の腫瘤を指摘され来院した。右側舌縁部に硬結を伴う腫脹を認める。頸部に腫大したリンパ節は触れない。初診時の口腔内写真、造影 CT、FDG-PET/CT、MRI 脂肪抑制造影 T1 強調像及び生検時の H-E 染色病理組織像を別に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B78

17 歳の女子。上顎前歯の前突を主訴として来院した。術前矯正治療後に顎矯正手術を行うこととした。手術中の口腔内写真を別に示す。この手術法はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B79

53 歳の女性。下顎前歯欠損による審美不良を主訴として来院した。ジルコニアを用いたオールセラミックブリッジで補綴処置を行うこととした。製作過程の写真と完成したブリッジを装着した口腔内写真を別に示す。 【中央画像】から【下画像】の間に歯科医師が歯科技工士に行った指示はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B80

75 歳の男性。食事摂取の困難を主訴として、介護老人福祉施設から訪問歯科診療の依頼があった。約1か月前から食事時間が延長し、摂取量は著しく減少しているという。認知症はあるが他に特記すべき疾患はない。BMI は 18.1 であった。使用中の義歯に問題はなかった。食事観察では、隣席の入所者の動きに気をとられ、しばしば食事を中断していた。過去1年間の体重変化を図に示す。 適切な対応はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B81

11 歳の女児。上顎両側犬歯部の空隙を主訴として来院した。前歯部の被蓋関係は正常である。初診時の口腔内写真、エックス線画像及び歯科用コーンビーム CTを別に示す。まず行うべき対応はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B82

67 歳の女性。笑ったときの歯並びの違和感を主訴として来院した。装着中の義歯は1年前に製作したという。義歯装着時の正貌写真(笑ったとき)と側貌写真及び咬合時の口腔内写真を別に示す。改善すべき項目はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B83

9歳の女児。嚥下時の鼻腔への逆流があることを主訴として来院した。軟口蓋の運動障害を認めたため装置を使用することとした。装着時の口腔内写真を別に示す。装置の効果を確認するための検査として適切なのはどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B84

23 歳の女性。開口障害を主訴として来院した。 4か月前から右側顎関節のクリック音を自覚していたが、3日前に口が開かなくなったという。右側顎関節部の圧痛と開口時痛を認める。右側顎関節のMRIと切歯点開閉口運動路を正面から観察した図を別に示す。 まず行う対応はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B85

8歳の男児。反対咬合を主訴として来院した。生後6か月時に口唇形成術を受けたという。初診時の顔面写真、口腔内写真、エックス線画像及び歯科用コーンビーム CTを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。 適切な治療方針はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B86

25 歳の女性。上顎左側第一小臼歯の冷水痛を主訴として来院した。検査の結果、コンポジットレジン修復を行うこととした。初診時と修復物除去後の口腔内写真及び切削器具の写真を別に示す。 次に用いる切削器具はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B87

67 歳の男性。下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。1か月前に気付き、徐々に大きくなってきたという。オトガイ部の感覚に異常はなく、顎下リンパ節とオトガイ下リンパ節の腫脹もない。初診時の口腔内写真、エックス線画像及び生検時の H-E 染色病理組織像を別に示す。適切な治療法はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B88

15 歳の男子。下顎右側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。歯髄電気診に生活反応を示すが、打診痛はない。初診時の口腔内写真とエックス線画像を別に示す。適切な対応はどれか。1つ選べ。

第111回国家試験 B89

50 歳の女性。上顎左側臼歯部欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。欠損部にインプラント体を埋入し、最終補綴装置を装着した。治療過程の順に並べた写真を別に示す。矢印で示す装置の特徴はどれか。2つ選べ。

第111回国家試験 B90

76 歳の男性。上顎義歯が外れやすいことを主訴として来院した。上顎全部床義歯は3年前に製作したという。検査の結果、咬合関係には問題が認められなかったため、間接法によるリラインを行うこととした。一連の操作過程の写真を別に示す。 操作の過程を実施の順番に並べよ。 解答: ① → ② → ③ → ④ → ⑤