上顎部の腫脹を主訴として来院した患者のエックス線画像(別冊No.33A)、CT(別冊No.33B)及び MRI(別冊No.33C)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え
1→骨種はMRIでは無信号に描出される。境界明瞭な不透過像がエックス線所見で確認できる。
2→血管腫ではエックス線像やCT像で不透過像が複数見られることがある。MRIではT1強調像で低信号、T2強調像で高信号を示す。
3→骨肉腫では骨膜反応(旭日像)が見られる。
4→脂肪腫はMRIのT1強調像で高信号を示し、T2強調像で無信号を示す。
5→鼻歯槽嚢胞は単純エックス線では描出されない。MRIではT1強調像で筋と同程度、T2強調像で高信号を示す。