40歳の女性。病変部のエックス線画像(別冊No.16A)とCT(別冊No.16B)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 4
1→骨種は顎骨内にエックス線不透過像を認める。しかし、一層の透過帯を認めることはないので否定的である。
2→歯牙種はエックス線不透過像を認め、一層の透過帯を認める。しかし、埋伏過剰歯を含むので否定的である。
3→線維性異形成症では特徴的なすりガラス状不透過像がある。今回は所見が異なる。
4→セメント質骨性異形成症は下顎歯の根尖部に限局して不透過像を含む類円透過像として認められる。所見が一致する。
5→セメント質骨形成線維腫はエックス線所見で境界明瞭な病変として確認される。皮質骨は膨隆や菲薄化がみられる。今回の所見とは一致しない。