第110回歯科医師国家試験 B39

1→歯原性粘液腫では粘液様基質内に紡錘形や星状の細胞が疎に配列される。

2→病理像から腫瘍実質の内部にエナメル髄様の紡錘形、星状細胞があり、エナメル上皮に類似した高円柱状細胞が存在する。エナメル上皮腫（叢状型）が疑われる。

3→腺腫様歯原性腫瘍では病理像に花冠状構造、腺管状構造が確認できる。

4→角化囊胞性歯原性腫瘍では病理像に嚢胞構造を示し、錯角化性扁平上皮に裏層される。

5→石灰化囊胞性歯原性腫瘍では病理像にゴーストcellや好塩基性の石灰化物を認める。