10か月の乳児。右頰部の腫脹を主訴として来院した。3時間前にテーブルの角で打撲したという。初診時の顔貌写真を別に示す。 疑われる疾患はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 1
1→頬部の内出血や目の周囲の皮下出血が見られることから出血性素因を有する疾患である可能性が高い。他の選択肢と比べて一番妥当と思われる。
2→糖尿病は出血性素因はない。
3→鉄欠乏性貧血は出血性素因はない。
4→ネフローゼ症候群は乳幼児では二次性ネフローゼ症候群が考えられるが下肢の紫斑、点状出血が主たる症状である。
5→甲状腺機能低下症では舌の突出や眼瞼浮腫などが特徴として挙げられる。所見ではそのようなものは確認できない。また出血性素因もない。