19歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨日、野球の練習中にボールが顎に当たったという。初診時のエックス線写真を別に示す。 この外傷に伴う神経麻痺の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 2・4
1→下顎角部の骨折においては味覚を支配する神経には関係がないので有効ではない。
2→下唇やオトガイ部の知覚損傷の程度を判定するために有効である。
3→Saxonテストは唾液分泌量を測定するテストであり、今回の診断には有効ではない。
4→二点識別検査は神経麻痺の程度を確認するために有効である。
5→プリックテストはアレルギー検査の一つであり、今回の神経麻痺の診断には有効ではない。