第108回歯科医師国家試験 D47

1→咬合状態はわからないが、頬部の圧痛があり歯や歯周組織には問題がない。咬合調整による改善は見込みにくい。

2→歯や歯周組織に問題がなく抗菌薬投与により改善は見込めない。

3→神経ブロックは三叉神経痛の際に行うことはあるが、トリガーポイントが異なるため適切な処置ではない。

4→表面麻酔薬塗布をして改善することはない。

5→筋・筋膜性疼痛が今回の問題である可能性が高い。歯に問題は無いが患者は歯の痛みを訴える。原因は歯牙や歯周組織には無いので咬合調整や抜髄などを行なっても改善されない。咬筋等の咀嚼筋マッサージを行い緊張をなくすことが改善につながる。