第108回歯科医師国家試験 D42

1→Speeの彎曲の平坦化は術前矯正治療の目的である。

2→緊密な咬頭嵌合の確立は術後矯正治療の目的である。

3→上顎切歯の口蓋側傾斜は術前矯正治療の目的である。骨格性の反対咬合のため上下顎骨の不調和を歯の傾きで補っている状態（デンタルコンペーセーション）が起きている。下顎前突の場合は、上顎骨に対して下顎骨が前方にあるため、上顎前歯は唇側傾斜、下顎前歯は舌側傾斜が起きる。術前矯正ではそれを解消する。

4→正中線の一致は外科手術の目標である。

5→AngleⅠ級の大臼歯関係の確立は術前矯正の目的ではない。