下顎枝矢状分割術を行う下顎前突症患者の術前3D-CT(別冊No.2A)とCTを用いたシミュレーション像(別冊No.2B)を別に示す。 術後に予想されるのはどれか。3つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・4・5
1→矯正術後では下顎前歯の被蓋が改善されているので、下顎骨がわずかに上方に移動する。しかし、下顔面高が増大することはない。
2→前歯部の被蓋は改善されるが咬合平面自体は改善されない。
3→下顎枝矢状分割術により下顎を後方かつ右側に回転させている。右側の内外側骨片間の千渉が予想される。
4→左側の内外側骨片間の空隙は下顎を右側へ回転移動させるので予想される。
5→内側骨片を後方移動させるため、下顎枝部後縁からの内側骨片の突出が予想される。