抜歯後にアモキシシリン水和物とロキソプロフェンナトリウム水和物を投与したところ、3日目に38.5℃の発熱、全身倦怠感、口唇の水疱とびらん及び皮膚に結節性紅斑が現れた。 誘因を特定するための検査はどれか。3つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・4・5
1→HLA検査は臓器移植や骨髄移植の際に行われる検査であり、今回は必要ない。
2→蛍光抗体直接法は病変部の組織に沈着した免疫グロブリンや補体を蛍光標識抗体を用いて直接検出する方法である。
3→プリックテストは皮膚テストの一種である。アレルギー検査である。今回の症状は多形滲出性紅斑の可能性があり、適切な検査である。
4→リンパ球刺激試験は特定薬剤の刺激によるリンパ球の反応を利用した、薬剤性アレルギー反応の検査である。多形滲出性紅斑に対する適切な検査である。
5→好塩基球活性化試験は好塩基球の表面活性化マーカーの変化を測定するアレルギー検査方法である。フローサイトメトリーという解析手法を用いている。多形滲出性紅斑に対する適切な検査である。