マルチブラケット装置を用いて骨格性下顎前突の改善を図ることとした。矯正歯科治療中の口腔内写真(別冊No.18)を別に示す。 治療目標として適切なのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・4
1→下顎前歯の挺出が起こると下顎の後退ができなくなる。下顎前突の改善が図れない。
2→下顎大臼歯の挺出は起こらない。臼歯部に対しての装置はアーチワイヤーのみで遠心にのみ牽引させている。
3→下顎前歯はコイルとフックの働きにより遠心移動を行なっている。
4→大臼歯はアーチワイヤーを遠心に移動させているので大臼歯の遠心移動が起こる。
5→下顎大臼歯を頬側に動かす力は働かない。