下唇の異常を主訴として来院した女性の口唇の写真(別冊No.33)を別に示す。2か月前からしみるような接触痛の出現と消退を繰り返しているという。 診断の確定に必要なのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 2・5
1→抗CCP抗体は関節リウマチに特異性の高い自己抗体である。関節リウマチで水疱形成することは考えにくい。
2→抗BP180抗体は類天疱瘡で出現する自己抗体である。水疱形成する疾患のため診断の確定に有効になる。
3→好中球機能検査は慢性肉芽腫症で実施されることが多い。
4→マイコプラズマ抗体はマイコプラズマ肺炎の診査に用いられる。
5→抗デスモグレイン抗体は尋常性天疱瘡で出現する自己抗体である。水疱形成する疾患のため診断に有効である。