口底部の腫脹を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.11A)、MRI T1強調横断像(別冊No.11B)及び脂肪抑制T2強調横断像(別冊No.11C)を別に示す。 最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 1
1→本症例ではMRIT1強調像では高信号を示し、脂肪抑制T2強調像では低信号を示している。最も疑われる。
2→神経鞘腫ではMRIT1強調像では低信号を示し、脂肪抑制T2強調像ではやや高信号を示す。所見が異なる。
3→口腔内所見から一見ラヌーラのように見えるが、本症例ではMRIT1強調像では高信号を示し、脂肪抑制T2強調像では低信号を示している。所見が異なり否定的である。
4→類表皮嚢胞ではMRIT1強調像では低信号を示し、脂肪抑制T2強調像では高信号を示す。所見が異なる。
5→甲状舌管嚢胞は正中頸部に生じる病変である。MRIT1強調像では低信号を示し、脂肪抑制T2強調像では高信号を示す。所見が異なる。