第108回歯科医師国家試験 C96

1→Sturge-Weber症候群はてんかん、発達障害、運動麻痺、視力障害などが問題になる。歯周炎は随伴しない。

2→Peutz-Jeghers症候群は乳児期から口唇、口腔、指尖部などに色素斑が認められる常染色体優性遺伝性疾患である。歯周炎は随伴しない。

3→低フォスファターゼ症はアルカリホスファターゼの異常により、骨や歯に異常を起こす。乳歯の早期脱落など歯周炎を随伴する。

4→von Recklinghausen病は骨、眼、神経などに多彩な症候を呈する母斑症であり、常染色体優性の遺伝性疾患である。カフェオレ斑と神経線維種が特徴である。

5→Papillon-Lefèvre症候群は手掌、足蹠角化症と重度歯周病による歯の脱落を主微とする疾患である。