舌の違和感を主訴として来院した患者の口腔内写真(別冊No.6B)、生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.6B)及びCongo-Red 染色病理組織像(別冊No. 6C)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 5
1→白板症では病理像として過角化、有棘層の肥厚がある。また上皮性異形成を認めるため所見が異なる。
2→尋常性天疱瘡は病理組織所見として上皮内水疱を認める。所見が異なる。
3→正中菱形舌炎は舌背部に菱形や楕円形の紅斑を認める。所見が異なる。
4→口腔カンジダ症では剥離可能な白苔、紅斑、舌乳頭の萎縮を認める。病理組織像ではカンジダ菌の上皮内浸潤を認めることから病理所見が異なる。
5→アミロイドーシスは舌に好発する。肉眼的に巨舌になる。病理組織像では上皮下に沈着したアミロイドを認める。所見が一致する。