42歳の男性。顔の違和感を主訴として来院した。今朝洗顔時に気付いたという。既往歴に特記事項はない。初診時の眉挙上時と口唇突出時の顔貌写真(別冊No.19A、B)を別に示す。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・5
1→冷罨法は急性炎症の緩和目的で行われる。本症例は顔面神経麻痺であり適切ではない。
2→顔面神経麻痺に対して消炎鎮痛薬は無効である。
3→顔面神経麻痺に対してビタミンB12投与は行う。末梢性神経障害に対して投与する。
4→カルバマゼピンは抗てんかん薬である。三叉神経痛や舌咽神経痛などの神経障害性疼痛に有効である。
5→副腎皮質ステロイド薬は顔面神経麻痺における神経浮腫と神経内圧の改善を期待して行う。