1→心室細動は心停止に分類され、心原性脳塞栓症とは無関係である。
2→心室頻拍は心室性期外収縮が連続して発生し頻脈を起こす不整脈である。心原性脳塞栓症とは無関係である。
3→心房細動は左心房内の血液のうっ滞に伴い血栓が形成される。これが大動脈から流出して脳塞栓を生じた状態が心原性脳塞栓症である。
4→上室性期外収縮は洞結節の興奮よりも早期に心房からの興奮が出現する不整脈である。治療は不要である。心原性脳塞栓症とは無関係である。
5→Ⅱ度房室プロック(Wenckebach 型)はPQ間隔が次第に延長し、心室への興奮が脱落する不整脈である。治療は不要である。心原性脳塞栓症とは無関係である。