脳性麻痺患者が定期健診のために家族と来院した。来院時の患者の写真(別冊No.32)を別に示す。 口腔内の診察を行う際に特に注意すべきなのはどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・3
1→脳性麻痺患者では臼歯部咬合面や歯槽堤にものが触れると咬反射が生じる。
2→吸啜反射は歯科治療時に出現しない。
3→驚愕反射は予期しない音や光、痛みなどの刺激により生じる。
4→緊張性迷路反射は頭の位置変化で身体の伸展緊張が変化する反射である。特に注意するものではない。
5→非対称性緊張性頸反射は顔面を向けた方の上肢が伸展し、反対側の上肢が屈曲する。アテトーゼタイプでは不随意反射を伴う。特に注意しなくてはいけないものとしては優先度が落ちる。