第114回歯科医師国家試験 C72

1→天疱瘡では上皮内水泡を特徴とする病理組織像である。所見では上皮下水泡が確認できる。また天疱瘡の自己抗体はデスモグレインである。血液検査から否定的である。

2→扁平苔癬の所見とは異なる。

3→類天疱瘡は上皮下水泡の所見がある。また、抗BP180抗体の高値を示すことも確認できるため所見と一致する。

4→Behcet病は再発性アフタや眼症状などを呈するが所見と一致しない。

5→多形滲出性紅斑は抗BP180抗体が高値を示すことはない。所見が異なる。