30歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨夜、転倒して下顎を強打したという。初診時のエックス線画像(別冊No.11A)と3D-CT(別冊No.11B)を別に示す。 適切な治療法はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・5
1→骨ネジは固定力が弱く今日ではほとんど使用しない。
2→床副子を用いた顎内固定は小児などに使用するが、今回の場合には適応ではない。
3→線副子を用いた顎間固定は関節突起骨折を保存的に治療する場合に行われる。
4→チンキャップを用いた開口制限は乳歯列では行うことはあるが、今回の適応ではない。
5→下顎正中部骨折に対して整復後の顎内固定を行う。金属ミニプレートを用いた固定は最も強固な固定になり適切になる。