第114回歯科医師国家試験 B41

1→粘膜面の状態は口腔内写真がなくわからない。問題文から粘膜面の疼痛等症状がないのでまず行うべき処置とは言えない。

2→顎堤吸収が起きていると考えられるが、咬合時の義歯の脱離が主訴としてある。粘膜面の吸着は咬合時以外は問題ないと思われるのでまず行うべき処置とは言えない。

3→義歯の咬合面観では小臼歯部での接触が強いことがわかる。人工歯の硬毛が著しく、咬合面再形成が必要である。

4→義歯床後縁を削除すべき記載がないので行わない。

5→前歯部の接触はあるが、大臼歯部での咬合接触がないことから先にそちらの改善を行う。