1→緑膿菌は常在細菌の一種であるが、免疫不全などを起こすと菌交代現象により呼吸器疾患や菌血症などを引き起こすことがある。
2→ウェルシュ菌は腸内の常在細菌の一種である。感染症としては食中毒の他に、ガス壊疽、化膿性感染症、敗血症等が知られている。
3→黄色ブドウ球菌は皮膚感染症や肺炎、心臓弁の感染症などを引き起こす。
4→化膿レンサ球菌は急性上気道炎を中心とする感染(主にA群β溶連菌)の後に、10日前後の潜伏期間を経て血尿・蛋白尿、尿量減少、浮腫、高血圧で発症する急性腎炎を引き起こす。
5→ヘリコバクター・ピロリは胃や十二指腸の炎症やがんの発生に関わっていると考えられている。