第113回歯科医師国家試験 C84

1→矢印にはアンカースクリューが確認できる。セファロ分析の結果からFH平面に対する下顎下縁平面角が標準より大きいので、上顎臼歯を圧下して小さくすることが可能となる。

2→犬歯の挺出は必要ないと思われる。

3→切歯は口蓋側移動が期待できる。セファロ分析からFH平面に対する上顎中切歯歯軸傾斜角が標準より大きい。アンカースクリューを用いたマルチブラケット装置による治療で改善が可能となる。

4→アンカースクリューを用いることにより、犬歯は遠心移動が可能となる。

5→臼歯を口蓋側に移動することは必要ない。