69歳の女性。舌の痛みを主訴として来院した。半年前から疼痛の出現と消退を繰り返しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.28)を別に示す。 適切な対応はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 3
1→写真から溝状舌が最も疑われる。生検の必要はないと思われる。
2→舌縮小術は巨舌に対する手術療法である。今回は適切ではない。
3→溝状舌では自浄性が低下し疼痛を生じることがある。対症療法として含嗽剤を使用してもらうことがある。
4→細菌感染症を疑う所見はないので抗菌薬の処方は必要ない。
5→溝状舌にはレーザー照射を必要としない。口内炎などでは使用することもあるが、前癌病変などは癌化を促進させる可能性があるので注意が必要である。