40 歳の女性。全身麻酔下に下顎両側埋伏智歯を抜去した。浸潤麻酔後、モニタ画面の心電図波形に変化がみられた。変化前後の心電図波形を別に示す。 心電図波形の診断で正しいのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 3
1→心室細動ではQRSが見られない。
2→心房細動ではP波がなく小刻みになる。R-R間隔が不規則になる。
3→心室性期外収縮では幅の広い正常と異なる形のQRSが見られ、P波がない。多発性の心室性期外収縮は後に心室頻拍や心室細動に移行する可能性がある。抗不整脈薬のリドカイン塩酸塩で対処する。
4→完全房室ブロックではP波とQRSに関係性がなくなる。
5→発作性上室性頻拍では150回/分以上の規則的な頻脈になる。