唾石症患者の初診時の CTと唾石摘出術中の口腔内写真を別に示す。矢印で示す神経の損傷によって生じるのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 2
1→舌の運動は舌下神経が寄与する。矢印で示す神経とは異なる。
2→矢印は舌神経を指している。前舌2/3の味覚を支配しているのは鼓索神経であるが、末梢では舌神経に合流するので損傷の場合には舌の味覚障害が起こる可能性がある。
3→下唇の運動は顔面神経の下顎縁枝が支配する。矢印の神経とは関係ない。
4→顎舌骨筋の運動は三叉神経の顎舌骨筋神経を損傷した場合に起こる。矢印の神経とは関係ない。
5→オトガイ部の感覚異常は下歯槽神経を損傷した場合に起こる。矢印の神経とは関係ない。