1→アは皮下の脂肪層を超えて病変が口腔外と交通しており外歯瘻である。
2→イは画像では軟組織と同程度の濃度であり、内部が均一であるので嚢胞性疾患を疑う。下顎骨内にはないので、残留嚢胞ではない。
3→ウは皮下組織に含気像が見られない。顎下部に病変があり、濃度はリンパ節と同程度でありリンパ組織関連の病変を疑う。
4→エは舌下部に境界明瞭な病変を認める。内部は液性であり皮膜などを認めないので粘液嚢胞などが疑われる。顎骨内には病変はないので類骨骨種は否定的である。
5→オは下顎骨内にある膨隆性で境界明瞭の病変である。骨が菲薄化しており腫瘍病変が疑われる。静止性骨空洞の所見とは異なる。