46歳の女性。上顎右側中切歯欠損による審美障害と構音障害を主訴として来院した。接着ブリッジによる補綴を行うため、ある前処置を行った。術前、術中および術後の写真を別に示す。 前処置の目的はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 3・5
1→解説3参照。
2→解説3参照。
3→術前と比較し唇側に歯肉の厚みが生まれている。遊離歯肉移植術や結合組織移植術を行なったものと思われる。術前の状態で補綴を行うことは可能ではあるが、歯頸線が乱れて審美的でなくなる可能性がある。補綴前の前処置により歯頸線を整えていることがわかる。
4→前処置によりメタルフレームの強度は増加しない。
5→前処置によりポンティック基底面の形態が整う。清掃性の向上に繋がる。