1→Andresen 線条は象牙質の成長線である。Andresen 線条はEbner線が5日毎に強調されたもので20μm間隔である。
2→Nasmyth 膜は歯小皮とも呼ばれる。エナメル質表面や歯頸部付近のセメント質を被覆する膜である。
3→Owen 外形線は象牙質の成長線の一つである。出現頻度や周期性は不規則である。
4→Retzius 線条はエナメル質の成長線の一つである。石灰化度が低い部位で出現頻度や周期性は不規則である。組織像では矢印はエナメル質を指しており、間隔が不規則な褐色線条を示しているのでRetzius 線条と思われる。ピンクに染まる部位は象牙質であり、球間象牙質が確認できる。
5→Schreger 線条はエナメル質深層2/3に見られる。エナメル小柱の走行の違いにより観察される縞模様である。