4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。兄にも同様な歯科的問題があったという。抜歯経験はない。初診時の顔貌写真と口腔内写真を別に示す。 診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 2
1→写真から無汗型外胚葉異形成症による完全無歯症例であると推察される。義歯作成にあたっては座位で診療を行うこともあるが、一般的には行わない。
2→無汗型外胚葉異形成症では体温調整が上手くいかないので診療時期により着衣に留意する。
3→照明に関しては患者に虹彩の形成異常がある場合には必要になる。本症例では特別な記載がなく誤答として扱われている。
4→母子分離を勧める理由はない。
5→周囲の音に関しては特別留意する必要はない。