第111回歯科医師国家試験 D47

1→病理像では上皮を伴わない、線維芽細胞様の増生を認め内部に骨様硬組織の形成がみられる。骨形成線維腫と一致する。

2→エナメル上皮種に特徴的なエナメル髄に類似した細胞を形成しておらず、否定的である。

3→線維性異形成症ではエックス線像においてすりガラス様の所見を認める。

4→セメント芽細胞腫は歯根に連続した不透過像が確認できる。今回の症例とは一致しない。

5→腺腫様歯原性腫瘍は病理像では花冠状構造が確認できるが、今回はなく否定的である。