第111回歯科医師国家試験 B74

1→上顎第二大臼歯口蓋側の歯質は大きく崩壊しており、今後う蝕部位を除去するとさらに歯質がなくなることが予想される。無菌的処置を行うにはラバーダムが必要になり、クランプをかけるために隔壁形成は必要になる。

2→歯間離解は必要ない。上顎第一大臼歯付近にもう蝕が広がっている場合には使用することもあるが無菌的処置を行うことと関係しない。

3→歯肉圧排のみでは口蓋側の歯肉の腫脹に対応しきれない。

4→歯肉整形を行い隔壁形成を行いやすい形態に整えることが必要である。

5→ケミカルサージェリーは主に根管内の洗浄を意味する。今回の処置には関係しない。