3歳の男児。歯の萌出遅延を主訴として来院した。初診時の顔貌写真と口腔内写真を示す。 疑われるのはどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 5
1→Marfan症候群は高身長、蜘蛛状指、心不全、口蓋裂などがみられる。
2→Russell-Silver症候群はカフェオレ斑、合指症、高口蓋、叢生、過蓋咬合などがみられる。
3→Turner症候群は性染色体異常で発症する。歯の萌出遅延、歯の先天欠如、翼状頸などがみられる。
4→先天性表皮水疱症では皮膚や粘膜に水疱やびらんを形成する。エナメル質の形成不全、顔面頭蓋の発育不全などがみられる。
5→毛髪が疎であることや歯数異常があること。伴性劣性遺伝で男子に見られる先天性外胚葉異形成症が最も可能性が高い。