齲蝕のため抜歯を行った5歳の男児の口腔内写真(別冊No.12)を別に示す。エックス線画像では永久歯の歯数異常はみられない。 適切な装置はどれか。2つ選べ。
正解!
不正解 答え 1・2
1→可撤保隙装置は一般的ではないが、その他の選択肢と比べれば第二選択となる。1歯欠損から複数欠損にまで対応できるが、使用できるかコンプライアンスが守られない可能性がある。
2→バンドループによる保隙が第一選択となる。第二乳臼歯にバンドを装着する。
3→リンガルアーチは第一大臼歯萌出後に装着可能となる。本症例では適切ではない。
4→ディスタルシューは第二乳臼歯早期喪失など欠損になった場合に適応となる。
5→Nanceのホールディングアーチは第一大臼歯萌出後に使用する。使用部位は下顎ではなく上顎である。