顎骨内に発生した嚢胞のH-E染色病理組織像(別冊No.2)を別に示す。 診断名はどれか。1つ選べ。
正解!
不正解 答え 3
1→歯根嚢胞は一般的に非角化重層扁平上皮からなる裏層上皮と肉芽組織層と線維性結合組織の3層からなる嚢胞壁を持つ。所見が異なる。
2→含歯性嚢胞は非角化重層扁平上皮からなる裏層上皮と線維性結合組織で構成されている。歯牙所見もなく所見が異なる。
3→歯原性角化嚢胞は錯角化重層扁平上皮からなる裏層上皮と線維性結合組織で構成される。所見が一致する。
4→側方性歯周嚢胞は限局性の結節状肥厚を伴う非角化重層扁平上皮からなる裏層上皮と線維性結合組織で構成される嚢胞壁を持つ。所見が異なる。
5→石灰化歯原性嚢胞は細胞壁にghost cellが確認できる。所見が異なる。