15歳の男子。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。3か月前から徐々に増大してきたという。同部に骨様硬の膨隆を認めるが、粘膜は正常である。初診時のエックス線画像(別冊No.16A)、CT(別冊No.16 B)、摘出物の割面写真(別冊No.16C)、H-E染色病理組織像(別冊No.16D)及び矢印で示す部分の拡大像(別冊No.16E)を別に示す。
診断名はどれか。1つ選べ。
1→歯牙種ではエナメル質、象牙質、セメント質が一塊となった不透過像を示す。病理像においても同様の混在した所見があるので所見が異なる。
2→骨形成線腫では境界明瞭な病変で病理組織像では細胞成分に富む繊維組織の中に種々の骨組織形成が認められる。画像と病理所見から異なる。
3→歯原性粘液腫では病理像において、星状や紡錘状の細胞が認められ、粘液水腫様所見である。画像においては樹枝状やテニスラケット状などと言われる所見がある。所見が異なる。
4→線維性骨異形成症では境界不明瞭なすりガラス状不透過像を認める。病理組織像では線維組織の増殖と不規則な線維骨の増生を認める。所見が異なる。
5→セメント芽細胞腫では歯根と連続する境界明瞭な不透過像を認める。病理組織像では歯根と連続するセメント様硬組織を認める。所見が一致する。