1→CCR4はヘルパーT細胞の細胞膜に発現している受容体である。標的とする抗腫瘍薬はモガムリズマブである。
2→CD20はB細胞表面分子である。標的とする抗腫瘍薬はリツキシマブである。
3→EGFRは癌細胞の膜表面に発現している受容体である。標的とする抗腫瘍薬はセツキシマブである。
4→PD-1は活性化したリンパ球や骨髄系細胞に発現している。ある種の癌細胞はT細胞からの攻撃を回避するためにPD-L1を発現している。PD-L1とPD-1が結合することを避ける抗腫瘍薬がニボルマブである。
5→VEGFは血管内皮成長因子である。癌細胞ではVEGFが発現増加する。これを抑制するのが抗腫瘍薬のベバシズマブである。